予算と両替
ミャンマー
【2週間】


品目 価格
食費 12,000KYAT
宿泊 US$43
入域料 US$13
移動 10,000KYAT + US$6
その他合計 14,000KYAT + US$26
電話代 US$24
合計 US$225
日本円換算 27,000円

実録両替情報
レート 330KYAT=1US$=約120円 
強制両替
 ミャンマーでは外国人専用の通貨FECを採用しており、旅行者ひとりひとりに入国時US$300の強制両替を課している。FECは基本的に完全にUS$と等価という建前になっているけれど現地通貨「チャット(KYAT)」への両替の際にほんもののUS$札の方が少し有利である場合がある。差の開きは地方や時期によっても違うらしい。


 入国時にイミグレーションを出てすぐの場所の左右に両替所を設け、間についたてを置いて素通りできなくしていて係員が数人立っているので無視もできない。どこかのホームページで読んだところによれば、強制両替で得られた外貨は軍事政権の重要な資金源となっていて、アウンサン・スーチー女史も強制両替を拒否してほしいと訴えているとか。


 でも強制両替の金額は交渉で下げさせることもできるとかも聞いていたので、絶対値切ってやると思って向かったものの、カウンターの女性の「みーんな$300替えてるの!だーれも$300替えずに出られないのっ!」という強硬な態度にスグひるんで結局$300両替してしまった。主要な通貨(日本円、ドイツマルク、フランスフランなど)からの両替も可能らしいけどレートは不明。$300のトラベラーズチェックで支払うと$2ぶんの手数料を取られるので$298ぶんのFECしかもらえない。両替をしなかったといってペナルティはないらしいものの抜けるのは難しい。


現地通貨との両替
 ホテル代や国内線の飛行機代、列車代、バガン・インレー湖などの特定地域の入域料、大手寺院の拝観料などはUS$もしくはFECで支払わなければならないが、食費やバス代などは基本的に現地通貨チャットで支払うので、一旦強制両替したFECをさらに両替しなければならない。その場合間違っても銀行や、外国人向け旅行案内所MTT(Myanmar Travel & Tours)を利用してはいけないらしい。ミャンマーでは公定為替レートと実際の市場レートが全く違うので、銀行やMTTなどで両替してしまうとめちゃくちゃ悪いレートで交換されてしまうそうだ。市場のレートで両替するなら公認両替所かマーケットの両替商か路上の両替屋を利用する。ホテルなどで両替すると少し率は悪いらしいけれど公定レートほど悪くない。


 「地球の歩き方・ミャンマー編」のヤンゴン市内の地図ではここ数年公認両替所は「閉鎖中」になっているみたいだけれど今は開いている(99年4月現在)。
 ヤンゴン市内や主要観光地で歩いていると路上で「チェンジマネー?」と声をかけてくるひとが多い。意外とレートがいい場合が多く、公認両替所で1ドルが330チャットになっていた時期に路上で350チャットに替えたひともいた。路上で声をかけてくるひとなどは持ち逃げされたり偽札をつかまされたりする心配があるのでは?と思うかもしれないけれど実際に路上で換金した旅行者の話ではそういうことはまずないということだった。


 アウンサンボージョーマーケットでも両替ができる場所がたくさんある。声をかけてくるひとがいるが大半はカウンターに連れていってコミッションを稼ごうというひとなので自分でみつけて直接行くほうが絶対レートがいい。カウンターは見つけにくいけど公認の両替商じゃなくても金製品の店などでは両替をしていることが多いようなので聞いてみる価値あり。また、それらの店では交渉の余地があるので何軒か聞いてみたほうがよい。


再両替
 表向き、FECからドルへの再両替は、$300以上両替したひとで、レシート持参の場合のみ可能ということだけれど、市内の公認両替所ではレシート不要でFECからUSドルへの直接再両替が可能。上記のアウンサンボージョーマーケットでも可能。FECからドルへの再両替は$30につき$1程度の手数料で可能。


 ヤンゴンのYMCAでは手数料なしでFECからドルへの再両替をしてくれるという情報もあったが(インレー湖のホテルのマネージャーによる情報)私が再両替しようとした際にはドルの在庫がなくてYMCAでも公認両替所でもできず、アウンサンボージョーマーケットで公認でもなんでもない両替商で再両替をした。


強制両替回避必勝法
 上記のようななか、係に手数料(賄賂)を払って金額を下げさせるひとも多いらしい(たとえば$5余分に払って$100だけ替えたなど)と聞くけれど、再両替の手数料が3%程度なのに対しそれでは5%の手数料を払ったことになるのでむしろ損!


 さてこのような中手数料を全く払わずに$20しか両替せずに入国を果たしたひとを発見したのでここにその方法を公開しておきます。


1)ミャンマー行きの飛行機にチェックインするとき、サイフにわずかなお金を残し、荷物に全財産入れて預けてしまう。
2)ミャンマーのイミグレーションを出たらカウンターに行き「みんな300ドル替えてるのっ」といわれても動じない。しばらくは相手にされないけど隙あらば通路を通って行ってしまうつもりで待つ。
3)あるだけ両替するからいくらもってるんだか言えと言われたらサイフを見せる。


 カウンターに行ってお金がないといっても荷物や服を調べられたりはしないけど、荷物があると「どうせ荷物の中に持ってるんだろ」と思って相手をしてくれないので手ぶらで行ったということです。通常お金は機内持ち込みの荷物にして手元で管理するものだけど、その常識の裏をかいた前代未聞の方法。


 この方法を自分で考え、手ぶらで両替カウンターに行った早稲田大学の学生の塚崎くんはサイフに20ドルしか入ってないのを係員に見せて「おまえいくらなんでも20ドルじゃこの国でやっていけないぞ」と心配され「友達のうちに行くんだから平気だよ〜」と言ってまんまと20$だけ両替して出てきたとか。しかしその直後ひきとった預け荷物のなかにはUS$がたんまり。アタマよすぎ。


 ただしこの方法は、万一航空会社のミスで荷物がどこか行ってしまった場合どうやって生き延びたらいいのか悩んでしまうので、おすすめはしませんけど。